神戸市営地下鉄学園都市駅から直結、学園都市駅ビル3階にある歯医者さん、学園都市歯科ロコクリニックです。待ち時間の少ない、ほぼ無痛(痛くない)虫歯治療、しっかりとした説明、などに取り組んでいます。
今回は『 歯周ポケット』についてくわしくお話したいと思います。
歯周ポケットとは、”歯と歯ぐきの間のミゾが、歯周病菌によって引き剥がされた隙間のこと”です。つまり、ポケットがある=歯周病にかかっている証拠を示しています。
健康な歯と歯ぐきの間のミゾ(=歯肉溝(しにくこう))は、1~2mm程度。しかし、歯周病が進行すると歯周ポケットがどんどん深くなり、1㎝以上になることも!驚くことに、ここまで深くなると、歯周病菌は歯ぐきを引き剥がすだけでなく、歯ぐきを支える骨までも溶かしてしまいます。もちろん最終的に歯が抜けてしまうのは、言うまでもありません。
歯周ポケットといっても、見た目ではわかりにくいんです。
歯周病が進行すればするほど歯周ポケットはどんどん深くなっていきます。
一見すると悪いようには見えなくても、実はその深さを測ると深いところで1㎝以上もあるようなこともあります。1㎝以上と言えば重度の歯周病ですから、いつ歯が抜けてもおかしくない状態です。実は歯周病で一番危険なのは、このように目で見てもその症状の重さが分かりにくいことです。さらには自覚症状が少ないため、軽度はおろか中度以上の歯周病であっても自分が歯周病だと気付いていない方がたくさんいらっしゃいます。
お口の中は、治療をしても元に戻すには限界があります。
治療をして歯周病が改善してくれば、炎症が治まり歯ぐきが引き締まるため、歯周ポケットは浅くなっていきます。しかし、歯ぐきを支える骨は一度溶けてしまうとほとんど再生することがありません。ポケットそのものは浅くなっても、歯茎を支える骨が減ったままなので、歯を失うリスクを抱えながら生活していかなくてはならないのです。初期段階ではほとんど自覚症状が無く、気付いた頃には元に戻せないほどに進行している、これが歯周病の怖さです。成人の8割が歯周病と言われています。症状が無いのは当たり前と想い、定期的に歯科での検診を受けてくださいね!
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