神戸市営地下鉄学園都市駅から直結、学園都市駅ビル3階にある歯医者さん、学園都市歯科ロコクリニックです。待ち時間の少ない、ほぼ無痛(痛くない)虫歯治療、しっかりとした説明、などに取り組んでいます。
今回も引き続き、大人の方の前歯の隙間(すきっ歯)の原因と治療法についてお話しさせていただきます。
前歯の間が開いている(すきっ歯)リスクとはなんでしょうか?
見た目のコンプレックスになる
上の前歯の歯並びや色は、人の顔の印象を決めるのに大きく影響してきます。
上の前歯の隙間が開いていると見た目が気になり、大きくお口を開けて笑うのをためらったりする場合もあります。
むし歯や歯周病になりやすい
歯と歯の間は隙間がなく、ギュッとなっていることで、食べ物が挟まりにくかったり、プラーク(歯垢)が残りにくくなります。
歯と歯の間に隙間がある(すきっ歯)ことで、食べ物が挟まりやすくなったり、歯磨きの毛先が当たりにくく歯垢(プラーク)が残りやすい部分が出てきます。
そうなるとむし歯や歯周病になるリスクが上がってしまいます。
発音がしにくい
歯には食べ物を噛んだりする役割だけでなく、言葉を発する発音にとって大切な物です。
空気を溜めたり、舌を使って言葉を発しますが、歯と歯の間に隙間がある(すきっ歯)と、空気が漏れて発音がしにくくなります。
特に「サ行」が言いにくくなります。
前歯の隙間(すきっ歯)の治療法をご紹介します。
ダイレクトボンディング
小さなむし歯の治療で、むし歯を取り除いた穴を詰める時に、コンポジットレジンという歯科用のプラスチックを用いますが、そのコンポジットレジンで、歯と歯の隙間を直接埋めることで、見た目のすきっ歯を治すことができます。
これをダイレクトボンディングと言います。
隙間をプラスチックで埋めるだけなので、ご自身の歯はほぼ削らずに、治療も1回で終わります。
しかし、この場合歯の位置を動かしているわけではなく、隙間をプラスチックで埋めているので、歯の見た目が少し大きくなります。
また、プラスチックなので、時間の経過とともに、変色してきたり、力がかかると外れてしまうリスクがあります。
歯と歯の隙間が広すぎる場合は、対応できない場合があります。
将来的に、やはり矯正治療で治すとなった場合は、付けた部分だけ削り取って外すことができます。
セラミック治療
歯の表面を削り、セラミックを用いて、歯の形を変えることで、歯の隙間をなくすことができます。
表面の一層だけ削ってセラミックを貼り付ける「ラミネートベニア」や全体をセラミックで被せる方法があります。
ダイレクトボンディングと違って、経年的な劣化はほとんどありません。
人工的なセラミックを歯の表面に被せるため、歯の色や形もきれいにすることができます。
治療としては2〜3回で終わることが多いです。
ただし、歯を削らないといけませんし、一度削ったご自身の歯は戻ることがありません。