知覚過敏は放置しないで!

神戸市営地下鉄学園都市駅から直結。学園都市駅ビル3階にある歯医者さん、学園都市歯科ロコクリニックです。待ち時間の少ない、ほぼ無痛(痛くない)虫歯治療、しっかりとした説明、などに取り組んでいます。
お口の健康維持に欠かせない定期検診ですが、患者さんの中には「むし歯じゃないのに歯がしみる…」という方がいらっしゃいます。
むし歯や神経の炎症がないのに歯が痛いときは、『知覚過敏』かもしれません。
ところで、知覚過敏とはなんでしょうか?
冷たいものや甘いものを口にした時、そして歯を磨いている時などにピリッとした鋭い痛みが起こる症状を『知覚過敏』といいます。
知覚過敏をもっとも多く患っているのは20歳〜50歳で、日本人の4人に1人が経験していると言われています。
知覚過敏は一過性の痛みで刺激がなくなればおさまるため、放置している方も多いのではないでしょうか?
とはいえ!知覚過敏は放置しておいても治るとは限らないので、
注意したい症状です。
知覚過敏はなぜ起こるのでしょうか?
知覚過敏は「象牙質(ぞうげしつ)の露出」によって起こります。
歯の中心には神経があり、やわらかい象牙質と硬いエナメル質に覆われています。
通常であれば、歯の一番外側をエナメル質が覆っていて痛みを感じることはありません。
ですが、象牙質が露出すると神経に刺激が伝わり、痛みを感じやすくなります。
象牙質が露出する原因は、・打撲で歯が欠けた・歯ぎしりや食いしばりで歯がすり減った・酸の強い食べものや飲みもので歯が溶けた、などが考えられます。
硬い食べものばかり食べている人も、歯に強い負担をかけることがあるので
注意しましょう。
また、歯ぐき下がりも知覚過敏の原因になります!
歯の根っこも知覚過敏が起こりやすい部分です。歯ぐきが下がると歯の根が露出して、象牙質がむき出しの状態に…。
歯ぐきが下がるのは、・加齢・歯周病・過度なブラッシングなどが主な原因です。
知覚過敏を放置していると、どうなるのでしょうか?
まず、歯ブラシが触れると痛みを感じるため、歯みがきもおろそかになりがちです。すると、プラークという細菌のかたまりが歯に付着しむし歯になってしまうことも。
また、歯周病が原因の場合は、放置しているといずれ歯が抜けてしまう原因にもなります。そもそも歯がしみると、おいしい食事も楽しめませんので早めの受診をおすすめします。
「知覚過敏かも!?」と思ったら、歯みがきの仕方を見直してみるのも一つの方法です。
知覚過敏で歯がしみる時は、
①余分な力をかけない「ペングリップ」で歯ブラシを持つ
②毛先のやわらかい歯ブラシで力を入れず小刻みにみがく
③常温もしくはぬるま湯で口をゆすぐ
④歯みがき粉は知覚過敏に有効な「硝酸カリウム」入り
などのポイントに気をつけて歯を磨くのがおすすめ。
ご自身でできることもありますが、痛みが続くときは我慢せず、お早めにご相談ください!

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