年齢別・歯磨き粉とその使い方! ②

神戸市営地下鉄学園都市駅から直結、学園都市駅ビル3階にある歯医者さん、学園都市歯科ロコクリニックです。待ち時間の少ない、ほぼ無痛(痛くない)虫歯治療、しっかりとした説明などに取り組んでいます。
みなさん、お子さまの歯磨き粉は何のために使うのかご存知ですか?
汚れを落とすためではなく、実は歯磨き粉に含まれるフッ素を歯に取り込むために使うのです。
様々な商品があるものの、どれを選んだらよいのか、そしてどうやって使ったら良いのか、とても分かりにくいですよね。
今日も引き続き、年齢別のおすすめの歯磨き粉と、その具体的な使用方法について詳しくお話ししていきます。
②6歳から14歳までにおすすめなのは、味が薄めで使いきれるもの。この時期になると子供向け歯磨き粉のほとんどから選べるようになりますので、基本的には好きなものを選んでいただければOKです。ただ、やはりどれも香料が強い‥。甘さが控えめで、パッケージが小さいく、まだ一度に少ししか使わないこの時期でも使いきれるものがおすすめです。
③15歳以上はお好みのものを自由にどうぞ!
15歳以上の子は大人と同じもので問題ありません。好みの味、効果のものを自由に選んでくださいね!
ここで、歯磨き粉の使用量ですが、
◆0歳~2歳(フッ素濃度:500ppm):切った爪ほどの量
うがいをしたり唾を吐きだしたりできないこの時期は、本当に歯ブラシにこすり付けるような少量でOKです。
赤ちゃんに歯磨き粉を使用するのに抵抗がある方でも、この量を見ていただければ少し安心できるのではないでしょうか?
◆3歳~6歳(フッ素濃度:500ppm):5㎜以下

5㎜以下とは、米粒大ぐらいが目安です!
◆6歳~14歳(フッ素濃度:1000ppm):1㎝ほど
1cmほどとは、小豆大ぐらいが目安です!
この時期になれば、高濃度を売りにしている1500ppmのものでなければほとんどの歯磨き粉を使用できるようになります。
また、うがいもきちんとできるようになると思いますので、着色の気になる子は研磨剤の入ったものを使用したあとにうがいをすると良いでしょう。
ただし、大人でも同様なのですが、うがいは少量の水で一回だけにして、フッ素が歯に残るようにしてください。
◆15歳以上(フッ素濃度:1000~1500ppm):2㎝ほど
2㎝も歯磨き粉を使用するのは難しい気もするので、高濃度の1500ppmのものも視野に入れて、味など、お好きなものを選んでくださいね。
また、低年齢児の仕上げ磨きの手順について、簡単にまとめます。
①まずは何もつけずに磨く
ただでさえ唾液の多い赤ちゃんなので、味付きのものを口にいれるとどんどん唾液が出てきてしまいます。
まずは何もつけずに磨くのが良いでしょう。
(ジェルの味が好きで、それを目的に寄って来てくれるのであれば、はじめからつけてもOK!)
②ジェルタイプのフッ素入り歯磨き粉を適量歯ブラシにつけて、歯に塗り付ける
③余分なものを拭き取って、うがいはしない/もしくは、うがいをするなら少量の水で一回だけ
うがいができない赤ちゃんでも、そもそも使用量はごくわずかなのでそのまま飲み込んでしまっても大丈夫です。
少し多く口に残ってしまったと思ったときには、ティッシュなどでぬぐってください。
うがいが出来る年齢のお子さまで、ティッシュでぬぐうだけでは気持ちが悪いという子は、少量の水で一回だけうがいをするようにしましょう。
④「寝る前に最後に歯に触れるものは、フッ素入り歯磨き粉!!」
この点が一番大切ですので、歯磨き粉を使ったあとは口に何も入れないようにしましょう。
多くの商品がある割には、適切な濃度・使用方法が分かりにくい歯磨き粉。歯磨きグッズの中で、一番選びにくいかもしれません。
もしどれが良いのか迷われたら、いつでもロコクリへご相談ください!

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