歯周病にかかりやすい人、かかりにくい人の違いって??⑤

神戸市営地下鉄学園都市駅から直結、学園都市駅ビル3階にある歯医者さん、学園都市歯科ロコクリニックです。待ち時間の少ない、ほぼ無痛(痛くない)虫歯治療、しっかりとした説明、などに取り組んでいます。
みなさんは、歯周病というものを知らない方はいらっしゃらないと思います。今や日本人が歯を失う原因の第1位にもなっている「歯周病」。 現在では、歯周病はお口だけの病気ではなく、全身の健康にも悪影響を与える病気として医学会からも注目されている分野です。
歯周病は自覚症のないまま進行していき、気づいた時には手遅れとなってしまっているケースも少なくありません。そのため、歯周病に罹らないようにするには普段からの正しいブラッシングがとても重要です。
しかしながらその一方で、時間をかけてブラッシングしているにもかかわらず歯周病になりやすい人もいれば、特に意識してケアをしているわけではないのに歯周病になりにくい人もいます。
今回も引き続き、そんな歯周病に「なりやすい人」と「なりにくい人」の違いについてお話したいと思います。
●歯周病になりやすい人の9つの特徴(続き)
8.親が歯周病である
歯周病自体が遺伝することはありませんが、歯周病になりやすい要因は遺伝する可能性が高いと考えられています。
例えば免疫力。歯周病は免疫力が低下すると発症リスクが高まりますので、生まれつき免疫力が低いと歯周病を招きやすくなります。また、遺伝的疾患でもある糖尿病や白血病は、歯周病に影響を及ぼすことが明らかになっています。
こうした理由から、歯周病と遺伝は無関係ではないと言えます。もしご両親のどちらかが重度の歯周病(歯槽膿漏)を経験しているという方、もしくは糖尿病だという方は、ご自身も重度の歯周病になるリスクがあると考えておいたほうがよいでしょう。
9.降圧剤や抗てんかん薬、免疫抑制剤などの薬を服用している
日本は高血圧患者が多く、高血圧症に対する治療方法として降圧剤の内服をしている方も多くいらっしゃいますが、降圧剤の中には「カルシウム拮抗剤」の成分が入ったものがあり、この薬を服用すると歯肉増殖という副作用が出てくる場合があります。
歯肉増殖がおこると歯と歯の間を中心に歯茎が腫れ、出血しやすくなります。
そのため、歯茎が腫れることブラッシングの行き届かない部分が多くなり、食べカスなどがたまり細菌感染を起こしやすくなります。
また、抗てんかん薬や免疫抑制剤同じように、長期の服用で歯肉増殖を引き起こす事があります。
歯周病になりやすい人の特徴を挙げさせていただきましたがいかがでしたでしょうか。
ご自身が「歯周病になりにくいタイプ」であるならそれにこしたことはありませんが、「歯周病になりやすいタイプ」であったとしても、歯周病の予防に努めれば重症化にともなう抜歯や歯の喪失を避けることは可能です。いつまでも健康な歯で過ごすために、改められる習慣はなるべく改め、口腔内環境や生活習慣の改善に取り組みましょう。

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