歯周病ってどんな病気?①

神戸市営地下鉄学園都市駅から直結、学園都市駅ビル3階にある歯医者さん、学園都市歯科ロコクリニックです。待ち時間の少ない、ほぼ無痛(痛くない)虫歯治療、しっかりとした説明、などに取り組んでいます。

日本人の多くが発症しているといわれている歯周病ですが、知らないうちに症状が進行していき、最悪の場合は歯を失う原因になってしまいます。

歯周病とは、口のなかに溜まった細菌によって引き起こされる炎症です。物を食べると食べた物の一部が歯のすき間に残り、歯垢となります。

歯磨きによって歯垢をきれいに取り除くことができれば問題はないのですが、歯磨きが不充分だと取りきれなかった歯垢はやがて歯石となり、歯の表面や歯茎の細かい溝に沈着してしまいます。

この歯垢や歯石こそが、歯周病の原因となる歯周病菌の温床です。そして、この歯周病菌が産生する有害物質によって、歯周病が引き起こされます。

歯周病リスクを高める要因としては、喫煙、偏った食生活、ストレス、糖尿病、心疾患、呼吸器系疾患などの全身疾患、睡眠不足 などです。

いずれも口腔内の環境を悪化させ、歯周病菌を活性化させてしまう要因であると考えられています。

歯周病の症状は進行度に合わせて軽度、中度、重度に分けられます。

まず、歯周病の初期段階においては歯茎が赤みを帯びる、腫れる、出血しやすくなるなどの症状が現れます。歯肉で繁殖した歯周病菌によって、炎症が引き起こされている状態です。

さらに症状が進行すると、歯を支えている歯周組織が破壊されていきます。重度になると歯が根元から抜け落ちることもあります。歯が抜け落ちる前兆として、歯茎がやせ細って後退するために歯が長く見える、歯と歯のすき間が空いてしまうなどのサインがでます。
また、進行するにつれて出血のほかに、口臭や膿が出るようになります。

また、歯周病菌の影響は歯茎や歯肉にとどまらず、食べ物を飲み込む際や血管を通じて全身に広がるケースもあります。
例えば、歯周病菌が肺に到達すれば肺炎、血液中に入り込めば心筋梗塞の原因になることもあると言われています。

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