神戸市営地下鉄学園都市駅から直結、学園都市駅ビル3階にある歯医者さん、学園都市歯科ロコクリニックです。待ち時間の少ない、ほぼ無痛(痛くない)虫歯治療、しっかりとした説明、などに取り組んでいます。
詰め物、被せものには保険適用の素材と保険外(自費)の素材があります。
みなさん、保険だと金属の詰め物しかできないでしょ、と思われている方が多いです。ですが、保険の詰め物でも選択肢はあるのです。
ロコクリでは保険治療を中心に行っていますが、保険と自費はそれぞれメリットとデメリットがもちろんあります。なので、しっかりとご説明して患者さんの納得の上で治療をすすめるように努めています。
今回は保険の材料についてご紹介したいと思います。
詰め物(インレー)
金属で作られたものやレジン(プラスチック)で作られたもの、セラミック(陶器)で作られたものなど様々な種類があり、保険と保険外で使える材料も変わります。
保険では、銀の金属やプラスチック(変色あり)を使用します。
■コンポジットレジンインレー(CRインレー) =白いプラスチック素材
メリット
• 色が歯に似ているので見た目が良い。
• 治療期間が短い。(多くの場合、2~3週間で治療が終わる)
• 歯を削る量が少ない。
• 金属を使用しないので、金属の溶け出しによる歯や歯ぐきの変色、金属アレルギーがない。
• 修理が比較的簡単。
• 保険適用の場合は安価。
デメリット
• 時間が経つと変色し、見た目が悪くなってくることがある。
(メンテナンスで修復は可能)
• 強度が強くないので、噛み合わせが強い場合欠けたり割れたりすることがある。
(この場合、周囲の歯を傷つけないため欠けることは良い。修復が可能。)
■銀色の金属素材
主に奥歯の詰め物として使用される銀色の金属のインレー。
「金銀パラジウム合金」という金属が使用される。
メリット
• 金属なので強度が強く、強い力のかかる部位にでも使用できる。
• 保険適用の場合は安価。
デメリット
• 金属なので見た目が良くない。
• 時間が経つと金属が錆びて溶け出し、歯や歯ぐきの変色、金属アレルギーなどを引き起こす可能性が高い。
被せもの(クラウン)
■硬質レジン(歯科用プラスチック)
メリット
• 色が歯に似ているので見た目が良い。
• 金属を使用しないので、金属の溶け出しによる歯や歯ぐきの変色、金属アレルギーがない。
• 保険適応なので安価。
デメリット
• 時間が経つと変色する。(見た目が悪くなってくる)
• 強度が強くないので、奥歯など強い力のかかる部位には向かない場合がある。
• すり減りやすい。
• 汚れ(プラーク)が付きやすい。
• 保険の適応範囲は前歯・犬歯のみで、奥歯には適応されない。
(ただし、歯科医師が噛み合わせの力に耐えうると判断した場合に限り小臼歯まで可能)
■前歯:硬質レジン前装冠
中身は金属(金銀パラジウム合金など)で、外から見える部分にのみレジン(プラスチック)が貼り付けられているクラウン(差し歯)
メリット
• 色が歯に似ているので見た目が良い。
• 中身が金属なので強度が強く、ほとんでの部位に使用できる。
• 保険適応なので安価。
デメリット
• 時間が経つと変色する。(見た目が悪くなってくる)
• 裏側から金属が見える。
• 時間が経つと金属が錆びて溶け出し、歯や歯ぐきの変色、金属アレルギーなどを引き起こす可能性が高い。
• 保険の適応範囲は前歯・犬歯のみで、奥歯には適応されない。
金属冠(銀歯)
冠全体が金属で出来ている、いわゆる「銀歯」。保険でクラウン(差し歯)を作る場合には、基本的に前から4番目以降の歯はすべてこの金属冠(銀歯)
メリット
• 金属なので強度が強く、強い力がかかる部位にでも使用できる。
• 保険適応なので安価
デメリット
• 金属なので見た目が良くない。
• 時間が経つと金属が錆びて溶け出し、歯や歯ぐきの変色、金属アレルギーなどを引き起こす可能性がある。
いかがでしょうか。もっと詳しく知りたいという方は、ロコクリまでお気軽にお問合せくださいね。