神戸市営地下鉄学園都市駅から直結、学園都市駅ビル3階にある歯医者さん、学園都市歯科ロコクリニックです。待ち時間の少ない、ほぼ無痛(痛くない)虫歯治療、しっかりとした説明、などに取り組んでいます。
みなさんは、舌に正しい位置があるということをご存じでしょうか?
舌というのは、実は上顎の前歯の裏の歯ぐきのあたりにくっついているのが正しい位置です。
これを読んでいる皆さん。今あなたのお口の中で舌の先はどのあたりにありますか?一度チェックしてみてください。
不正咬合をお持ちの方は、舌が下方に垂れこんでしまっていて、正しく使えていないことが多いです。
舌を持ち上げ、上あごにくっついているのが正しい舌の位置です。
舌の付け根は下顎にくっついているため、舌の筋力が十分にないと舌を持ち上げることができなく「低位舌」という状態になってしまします。
赤ちゃんは大人と違って顔全体の筋肉を使っておっぱいを飲んでいるのはご存じですか?
舌単独の筋力が弱いため、唇や頬の筋力も借りて嚥下します(幼児型嚥下)。
成長するに従い、舌とのどの筋力を主に使って嚥下ができるようになります(成人型嚥下)。
しかし最近は成長しても幼児型の嚥下のままの方が増えています。歯が生えた状態で幼児型の嚥下を続けていくと歯並びが悪くなることがあります。
ではどのようにしたら正しい舌の使い方ができるでしょうか?
舌は筋肉ですので、舌の筋肉トレーニングが必要です。
1. 舌の正しい位置は上顎の裏です。
ここをスポットと呼びますが、常に舌をスポットにつけるように意識します。
前歯に当たるような方は間違った位置に舌がある可能性があります。
2. 舌の裏にはひものような部分(舌小帯)があります。
上顎の裏に舌の背中前1/3をつけて、舌小帯をできるだけ伸ばします。鏡を見て行ってください。
3. 舌を上下の歯から押し出さないと飲み込めない方は
①しっかり奥歯で噛む
②噛んだ状態で上顎の裏に舌の背中をできるだけ押し付ける
③そのまま舌の力のみを使って飲み込む
この3ステップを意識して嚥下してください。
このようなトレーニングを毎日練習していただくことで、舌の使い方を正しく変えていくことが大切です。
舌はずーっと使っていかなくてはならないものですよね。どうせなら、下の悪い癖は直して、正しい位置で過ごしていただきたいと思います。
舌以外のことでも、何か気になることがあれば、みなさんロコクリまでお気軽にお問合せくださいね!