神戸市営地下鉄学園都市駅から直結、学園都市駅ビル3階にある歯医者さん、学園都市歯科ロコクリニックです。待ち時間の少ない、ほぼ無痛(痛くない)虫歯治療、しっかりとした説明、などに取り組んでいます。
今回は、『 産前・産後の治療 』についてのお話したいと思います。
●もし妊娠中にむし歯になってしまったら…
妊娠中はレントゲンや麻酔の影響が気になるところですよね。歯科のレントゲンは放射線量が極めて少なく、むし歯もごく少量の局所麻酔ですので、赤ちゃんへの影響はまず心配ないと言われています。
ですが、妊婦さんにお願いしたいことは、妊娠していることをぜひお知らせください
安全な治療をお受け頂くために必要です。妊娠している場合はもちろん、”妊娠しているかも”というときにも必ずお知らせください。妊娠されていても、おなかが大きくなってきていないと、わからないことも多いかと思います。なので、遠慮せずにお伝えいただくのが1番大事なことかと思います。
もちろん、妊娠中のお身体が第一で、治療方針を患者さんの状況によって変更致します。妊娠状況が記録されている母子健康手帳を忘れずにお持ちください。
また、歯科受診前に産婦人科の先生にご相談ください。必要に応じて協力をすることで、スムーズな診療ができるかと思います。
●週数による治療上の注意
妊娠初期(16週くらいまで)
安定期に入るまでは緊張やストレスに気を付けましょう。長い時間の治療はできるだけ避け、応急処置を中心に行います。また薬にも注意が必要です。
妊娠中期(17~28週くらいまで)
安定期であるこの時期は、ほぼ通常通りの治療ができます。産後はしばらく治療がしにくくなるので、既にむし歯などがある場合はこの時期に治すよう心がけましょう。
妊娠後期
出産を控え、子宮に血液が集まり始めます。そのため、治療中に貧血になる恐れがあります。またストレスによる早産の恐れもありますので、できるだけ軽めの治療にとどめておきましょう。
産後
産後は精神的に不安定になりがちで、ストレスもたまりやすくなります。できるだけ応急処置にとどめ、精神的に負担の無いようにしましょう。母乳への影響もありますので、お薬には注意が必要です。
妊娠中は身体に様々な変化が起こります。妊娠前には何ともなかったことが大変に感じたり、精神的にも敏感になったりすることがあります。ホルモンバランスも変化するため、お口元も荒れやすく、それが胎児に影響することもあります。妊娠中は通院ペースをご相談しながら、お口元のケアに努めていきましょう。特に歯ぐきは荒れやすくなり、早産や低体重児のリスクも高まるので、ケアをしっかり行っていきましょう。