むし歯が再発する原因と予防法 1

神戸市営地下鉄学園都市駅から直結、学園都市駅ビル3階にある歯医者さん、学園都市歯科ロコクリニックです。待ち時間の少ない、ほぼ無痛(痛くない)虫歯治療、しっかりとした説明などに取り組んでいます。
みなさんの中で、「昔からよくむし歯ができる」「せっかく治療した歯が、またむし歯になることが多い」とお悩みの方はいませんか?
親もむし歯が多かったので、遺伝だから仕方がないと思われているかもしれません。
確かに、むし歯菌が多い、体の免疫力が弱い、歯の構造が弱い、などの遺伝的な原因も少なからずあります。
しかし、むし歯ができる原因の多くは、日常における生活習慣によるものです。
今回は、むし歯の中でも特に「再発するむし歯」についてお話をさせていただきます。
むし歯が再発する原因はどんなものでしょうか。
きちんと歯磨きができていない
むし歯を取り除き、しっかりと治療をしても、きちんと歯磨きができていなければ、むし歯の再発の原因になります。
とくに歯と歯の間は磨き残しが多く、プラーク(歯垢:細菌の塊)が残っていると、どんどんむし歯菌が増え、歯を溶かします。
また、プラークが残ったままだと、石灰化し歯石へと変わり、歯ブラシでは取り除くことができない汚れに変わります。
歯石は歯周病を進める原因にもなり、歯ぐきが下がることで食べ物が歯の間に挟まりやすくなり、余計にむし歯になりやすくなります。
②むし歯になりやすい生活をしている
むし歯ができるには、むし歯菌がお口の中にいるだけではできません。
むし歯菌の栄養となる「糖分」がないとむし歯は進行しません。
ですので、お菓子やジュースなど、糖分をよく取る方はむし歯になりやすいです。
また、「糖分」を取る際に気をつけないといけないのが、「量」より「時間」です。
お口の中に糖分が入ると、お口の中に残っている歯垢(プラーク)の中は酸性になり、むし歯が進みやすい環境になりますが、その後20分くらいかけて、唾液の作用により中性に戻っていきます。
一日3食、間食の時間も決めて、規則的な生活をしているならむし歯にはなりにくいですが、食事の時間が不規則だったり、ジュースやお菓子をちびちび飲んだり、だらだら食べていると、お口の中が酸性の時間が長く、むし歯になりやすいのです。
③詰め物や被せ物と歯の間に隙間ができる
日常の中で、食べ物を食べたり歯ぎしりや食いしばりがあると、歯や詰め物、被せ物はすり減っていきます。
歯や詰め物、被せ物は硬さが違うため、すり減り方に違いが出ることで、歯と詰め物や被せ物の間に隙間ができることがあります。
また、詰め物や被せ物はセメントで歯につけますが、唾液や食べ物の成分により、付けているセメントが少しづつ溶け出すことでも、歯と詰め物、被せ物の間に隙間が生じます。
目に見えない隙間でも、微小な細菌は進入してしまうため、隙間からむし歯が再発(二次齲蝕)してしまうのです。
④むし歯が残っていた
こちらに関しては、歯科医院の責任になります。
どうしても深かったり、複雑に進んでいるむし歯は、目では見えにくいです。
ぱっと見で茶色いむし歯が取り除けているように見えても、実際には少しむし歯が残っている場合があります。
むし歯を取り残さないように、きちんと取り除くようにしないといけません。

おすすめ記事

  1. 海外旅行前に歯の検診?!
  2. 歯を抜いた後のドライソケットとは?
  3. 歯並び、歯ぎしりと歯周病の関係
  4. 着色汚れがつきにくくするには?!
  5. 糖尿病と歯周病の関係
  6. 歯ぎしり、気を付けて!!
  7. 歯科医院でしか取れない歯の汚れのお話
  8. 口臭予防のための正しい舌みがき

関連記事

  1. 災害時の口腔ケアは?
  2. 乳歯の生え変わりで歯医者に行くべき??
  3. 歯周病にかかりやすい人、かかりにくい人の違いって??②
  4. むし歯の進行について
  5. お口が乾くドライマウス
  6. 歯医者さんのPMTCってなぁに?
  7. なぜ虫歯になるの?
  8. お口のチカラのコントロール1
医療法人社団 咲生会
学園都市歯科ロコクリニック


〒651-2103
兵庫県神戸市西区学園西町1丁目13
学園都市駅前ビル303号
 
TEL:078-792-6400
> 個人情報保護方針
 

最近の記事

PAGE TOP