レイルとロコモとサルコペニア

神戸市営地下鉄学園都市駅から直結、学園都市駅ビル3階にある歯医者さん、学園都市歯科ロコクリニックです。待ち時間の少ない、ほぼ無痛(痛くない)虫歯治療、しっかりとした説明、などに取り組んでいます。
今回は老化の種類についてお話させていただきます。
題名を見て何を書いているの?と思った方もいらっしゃるかと思います。
また1つくらい言葉をご存知の方もいらっしゃるかと思います。
「サルコペニア」「フレイル」「ロコモティブシンドローム(ロコモ)」は全て老化に伴う変化を指す言葉です。
超高齢化を迎え老化で起こる悪い変化を定義する言葉が増えてきました。今回は普段よく使われる3つの言葉について少し解説します。
○フレイル
「フレイル」は「虚弱」と以前訳されていました。
フレイルには身体的フレイル、精神的フレイル、社会的フレイルの3種類があります。
フレイルの診断基準としては歩行速度や握力、人との交流頻度など様々な項目がありますが、基本的に病気ではないです。前兆です。
つまり以下のように健康と介護状態の狭間です。
○ロコモティブシンドローム(ロコモ)
ロコモティブシンドローム(ロコモ)は2007 年日本整形外科学会の提唱によると「運動器の障害によって、介護・ 介助が必要な状態になっていたり、そうなるリスクが 高くなっていたりする状態をいう。運動器の機能低下 が原因で、日常生活を営むのに困難をきたすような歩 行機能の低下、あるいはその危険があること」つまり身体的フレイルと同じ意味です。
身体的な問題によって介護になる一歩手前の状態です。
○サルコペニア
「サルコペニア」は厚生労働省の定義によりますと「高齢になるに伴い、筋肉の量が減少していく現象」とのことです。
つまり骨や神経は関係なく筋肉だけを指します。
フレイルやロコモと比較して範囲が狭いです。
筋肉は意識して使わないとどんどん衰えてしまうので運動を定期的に行っていないと徐々に動く範囲や速度が悪くなります。
しかし筋肉は鍛えると元に戻る、さらに今より成長するので積極的にトレーニングを行うことで老後の生活の質は大きく変わります。
フレイルが一番範囲が広く、その中にロコモがあり、さらにその中の一部がサルコペニアということになります。
対策としては
フレイルの対策は運動と食事とストレス管理
ロコモの対策は運動は食事
サルコペニアの対策は運動
ということですね。
フレイルの兆候を理解し、フレイルという広い観点から日頃予防していくことで質の高い生活を送る期間(健康寿命)を延ばすことができます。
100歳以上生きることも大事ですが、質の高い生活で100歳まで生きることができるように日頃から良い習慣を身につけましょう!

おすすめ記事

  1. 甘いものや糖質の摂りすぎに気を付けて!
  2. 神経を取った歯が痛い!?②
  3. 必要な歯ぎしりもある!?①
  4. お年寄りのお口を守る新常識! ③
  5. 被せ物は元の歯より強いの??
  6. キシリトールが歯に良い理由
  7. タバコで色素沈着した歯茎は、きれいになるの?①
  8. 味覚ってどういうもの??

関連記事

  1. 虫歯治療したばかりの歯が痛む!?原因と対策!①
  2. ホワイトスポットってなに??
  3. 入れ歯のお手入れ、どうしてる??
  4. 歯が浮くように感じることってある??①
  5. 歯の神経のお話
  6. 根治って時間がかかる?
  7. 欧米人とは違う、日本人の歯並びに対する感覚
  8. 歯の豆知識!
医療法人社団 咲生会
学園都市歯科ロコクリニック


〒651-2103
兵庫県神戸市西区学園西町1丁目13
学園都市駅前ビル303号
 
TEL:078-792-6400
> 個人情報保護方針
 

最近の記事

PAGE TOP