足と噛み合わせの関係

神戸市営地下鉄学園都市駅から直結、学園都市駅ビル3階にある歯医者さん、学園都市歯科ロコクリニックです。待ち時間の少ない、ほぼ無痛(痛くない)虫歯治療、しっかりとした説明、などに取り組んでいます。

そもそも人間の体は各々の部位が骨と筋肉で連動しています。そのメカニズムが明らかになってきました。
その中で噛み合わせと足についても関係性が示唆される様になりました。
具体的には、足や足首に異常がある人は、その不安定さをカバーするために重心をかかと寄りにします。そうなると次に体が後方に倒れない様に膝を曲げて頭が前にきます。
その結果猫背が出来上がります。
こうした頭を前に出す姿勢では口が開きやすくなります。
詳しくは肩甲骨の角度が変化し、肩甲骨と舌骨をつなぐ肩甲舌骨筋や胸骨と舌骨をつなぐ胸骨舌骨筋が伸びて、舌骨の下後方向への牽引力を作り出してしまうからです。この力は顎二腹筋前腹などを介して下顎に伝わり、下顎が後下方に引かれて口がぽかんと開いてしまうからです。
口が常に開くと舌が正しい置き場所に置かれなくなり(正しい場所は上顎のスポットです)舌が下顎の中に収まり、結果的に歯に加わる力のバランス(歯は舌の筋肉と頬の筋肉の均衡のとれた場所に並びます)が崩れ歯並びが悪くなり噛み合わせがずれます。
ですので矯正治療をお考えの皆さんが知っていただきたいのは、本当の意味で噛み合わせを治すためには全身のバランスを整えることから始めないといけないということです。
今回は足のみにスポットを当てて正しい足の使い方をご説明します。
①長時間スリッパを履かない
足が安定しません。脱げない様に足の指が緊張し、足指の変形や足のアーチの変化が起こります。
②正しい靴を履く
大きすぎても小さすぎてもいけません。選ぶときは中敷きの上に指が伸びた状態で足をのせてみて、全ての指がおさまる靴を選びます。
お子様の場合は足の指を伸ばした状態で人差し指から前に6〜10ミリほどの余裕を持ちましょう。
またかかとがしっかり固定されているかも確認しましょう。
また靴の紐を通す穴が片方に5個以上(お子様の場合は4個以上)あるものを選びましょう。また紐は細くて丸いものではなく平らなものを選びましょう。綿の平ひもがベストです。
これらは足を固定するために大事になります。
③お尻のポケットには何も入れない
お尻の片方のポケットにハンカチやティッシュを入れると座ったときに片側のお尻だけ持ち上げられ、バランスをとろうと骨盤や背骨周辺の筋肉に余計に緊張が持続され骨盤や体の歪みを形成します。
④足の爪は切りすぎない
足の爪は地面から足の指にかかる力を受け止める役割があります。爪を切りすぎると爪の周りの皮膚が爪より盛り上がり巻き爪などの症状が起こり、足のバランスに支障が出ます。
⑤お下がりの靴はあげない、もらわない
靴についた足の癖が、履いた人に移ることがあります。例えばO脚の人の靴を他の人が履くとO脚になるケースがあります。
⑥足は組まない
日常的に足を組んで座ると、骨盤はねじられた状態になり重心が歪み、いつの間にか体が非対称になります。
立つときは両足でしっかり立ちましょう。
また座っている時は両足を閉じて坐骨に体重がのる様に心がけて座りましょう。
いかがでしょうか?足のバランス、姿勢はすごく大事ですね。
噛み合わせは口元だけの問題ではありませんので、歩き方、座り方、飲み込み方、喋り方など様々な動作も踏まえたアドバイスを定期検診時に今後もお伝えしていこうと思います♪

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