文明発達で噛み合わせ異常!?②

神戸市営地下鉄学園都市駅から直結、学園都市駅ビル3階にある歯医者さん、学園都市歯科ロコクリニックです。待ち時間の少ない、ほぼ無痛(痛くない)虫歯治療、しっかりとした説明、などに取り組んでいます。
現代において歯並びの異常はほとんどの人々に認められます。発掘された古代の骨から推定すると、現在の歯並びの異常の発現率はわずか数百年前よりも数倍も高いと考えられます。いわゆる乱杭歯(乱ぐい歯)等、歯並びの異常は比較的最近になるまで珍しいものでした。
では、歯並びが悪い場合、何が問題なのでしょうか。今回も引き続き、
歯並びが悪い、不正咬合による障害はどんなものがあるのかお話していきたいと思います。
②発音障害
不正咬合によって、正常な発音ができない場合があります。例えば、上下顎の前歯がうまく咬み合わなかったり、上下顎の前歯部の間にすき間がある場合には、サ行の発音がうまくできません。また、強度の上顎前突、下顎前突では唇を閉じることが難しいため、p、b、mの発音がしにくくなります。さらに強度の下顎前突では、f、vといった音の発音に障害がみられます。
③顎骨の発育に及ぼす障害
顎骨の発育は、遺伝的要因・環境的要因の影響を受けます。不正咬合は、環境的要因に当影響を及ぼすことがあります。たとえば、前歯部の噛み合わせが深い過蓋咬合では、下顎の前方成長を抑えてしまう可能性があります。
④虫歯発生の誘因
歯並びが悪いと食物が歯間に溜まりやすくなるとともに、顎の動きで自然に除去されることもなくなります。また、歯ブラシによっても食物は除去されにくい環境になります。すなわち、不正咬合によってプラークコントロールがしにくくなり、虫歯になりやすくなります。
⑤歯周病の誘因
虫歯発生の誘因の場合と同様に、歯間に溜まった食物は歯肉炎を引き起こします。また、不正咬合により、歯に加わる力のアンバランスが生じて歯槽骨の吸収が起こることがあります。
⑥外傷の誘因
不正咬合により歯列から外れている歯があると、軽い打撲によっても唇や頬に怪我をすることがあります。また、上顎の前歯が前方へ突出している場合には、衝突により上顎の前歯が破切することが多くなります。
いかがでしょうか。お口のことで何か気になられることがあれば、ロコクリまでお気軽にお問合せくださいね!
⑦詰めものや被せものを困難にする
歯科治療を必要とする場合、歯が傾斜していたり、歯列から外れている場合があると理想的な治療が困難になる場合があります。
⑧顎関節症の誘因
顎関節は、上下顎を噛み合わせた場合にも、下顎の安静時にもバランスの取れた位置にあることが理想です。しかし、不正咬合によって咬合時に顎が側方へ偏位したり、噛み合わせが深い場合には、このバランスがくずれて顎関節症を誘発することがあります。
いかがだってでしょうか?お口のことで何か気になられる場合は、ロコクリまでお気軽にお問合せくださいね!

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