神戸市営地下鉄学園都市駅から直結、学園都市駅ビル3階にある歯医者さん、学園都市歯科ロコクリニックです。待ち時間の少ない、ほぼ無痛(痛くない)虫歯治療、しっかりとした説明、などに取り組んでいます。
今回は歯のクリーニングたたくさんの方が用いていらっしゃる洗口剤(せんこうざい)についてお話させていただきます。
よく患者様から聞かれる質問があります。
『どの洗口剤を使ったら歯が1番きれいになりますか?』
答えは 使い方を間違わなければどの洗口剤でもいい です。
これは逆に言うと、使い方が間違っているとどの洗口剤を使っても意味がないのです。
ここで知っていただきたいのは歯の汚れとは何かについてです。
歯の汚れとは ぬめり です。
歯の汚れは、歯の表面に多数の種類の細菌が集団となって付着している細菌の塊です。細菌が作り出した水はだ液に溶けないネバネバした多糖類をその周りに形成し、まるで鎧をまとっていると例えられる構造を持っています。このような構造を持つ細菌の集団は、細菌バイオフィルムと呼ばれています。
例えるなら排水口です。
排水口にはぬめりがたくさん付着しますね。歯の汚れはこの排水口のぬめりのようなものです。
この排水口を掃除するにはどういう方法があるでしょうか。
1つ目はブラシでこすりとる方法ですね。
2つ目はハイター(塩素)を撒く方法です。
どちらの方法でも排水口は綺麗になります。
歯の表面のぬめりも排水口の掃除と同じ方法でないと取れません。
1つめはブラシ(歯ブラシ)で機械的にこすりとる方法
では2つ目のハイターを撒く方法ですが、お口の中に排水口をきれいにできる程の濃度の塩素を入れると口がただれてしまいます。
よって洗口剤とはそれだけで歯の表面をきれいにするほどの強力なものは使うことはできないのです。
洗口剤とは塩化セチルピリジニウムやポピヨンヨードといった殺菌作用のある薬剤が入っていますので汚れを作りにくくする予防的効果があります。
ですので正しい使い方は、歯ブラシやフロスで汚れ(バイオフィルム)をバラバラにして洗口剤で洗い流すようなイメージでお使いいただければと思います。
このようにご自身のクリーニングはテクニックと知識が必要です。
歯ブラシ方法を一度きちんと学びたい方は一度ロコクリでご相談くださいね!