慢性上咽頭炎のお話 ②

神戸市営地下鉄学園都市駅から直結、学園都市駅ビル3階にある歯医者さん、学園都市歯科ロコクリニックです。待ち時間の少ない、ほぼ無痛(痛くない)虫歯治療、しっかりとした説明、などに取り組んでいます。
今回も引き続き、慢性上咽頭炎(まんせいじょういんとうえん)についてお話させて頂きます。
そもそも慢性上咽頭炎とは何か?ですが、簡単に言うと喉の奥の炎症です。
最近この部分の炎症が様々な病気の引き金になっている可能性が高いことがわかってきました。
重度の症状がある場合は当然耳鼻咽喉科を受診する必要がありますが、今回も引き続き慢性上咽頭炎を疑う方のお家でできる対処法をご説明します
③首の後ろに湯たんぽを置く
首の後ろを温めると上咽頭の血流が良くなり上咽頭炎の特有のうっ血状態が改善します。
湯たんぽがなければ電子レンジで温めるタイプのネックウォーマーや使い捨てカイロを用いたネックウォーマーなどでもかまいません。

④口テープをして寝る
鼻から入る空気は鼻毛や繊毛上皮に覆われた鼻腔を通るため空気をある程度浄化することができますが、口から入る空気は直接喉に入ります。
上咽頭にフィルターを通していない冷たい風が直撃することは上咽頭炎の悪化につながります。
しかし睡眠中はどうしても口呼吸になってしまう方がいらっしゃいますね。
そんな方は口にテープを貼って寝ましょう。もちろんガムテープのようなものできっちり閉めるのではなく、絆創膏程度の太さのものを唇に縦貼り付けるだけです。
口テープも最近注目されているため薬局などで市販され始めています。

⑤舌の先を上顎に押し当てる
こちらも口呼吸予防の1つです。
舌の先を上顎にギュッと押し付けます。
その状態であれば仮に口が空いていても鼻呼吸しかできません。
これを意識して行えば鼻呼吸を獲得できます。
しかし、舌を押し上げる力が弱い方は無意識に舌の位置が下がってきてしまいます。ただし舌も筋肉です。鍛えることが可能なので常に意識して舌を上に持ち上げましょう。

⑥きちんと口腔ケアを行う
こちらは慢性咽頭炎と直接関連は低いですが、お口の衛生状態が悪い方は慢性
扁桃炎になりやすいとのことです。
人間は口で喋る生き物なのでどうしても口で呼吸をするタイミングが出てきてしまいます。その際に歯周病菌などの悪い細菌が喉の奥に侵入すると風邪のような症状が出てきます。
そういった意味でもお口は常に清潔に保ちましょう。
以上です。口とは少し離れましたが、とても有用な情報なのでお悩みの方は是非一度実践してみてください。

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