神戸市営地下鉄学園都市駅から直結、学園都市駅ビル3階にある歯医者さん、学園都市歯科ロコクリニックです。待ち時間の少ない、ほぼ無痛(痛くない)虫歯治療、しっかりとした説明、などに取り組んでいます。
舌がヒリヒリする、ズキズキするような感じがある場合「舌痛症」と呼ばれる、舌の症状が出ている可能性があります。
今回も引き続き、中高年の女性に多いと言われる「舌痛症」について、お話しさせていただきます。
舌痛症の治療法とはどんなものがあるでしょうか。
口腔ケアをきちんと行う
まずはお口の中の細菌の量を減らすよう、日頃からの口腔ケアをきちんと行います。
歯と歯の間は、歯ブラシだけではきれいにすることが難しいため、歯間ブラシやデンタルフロスを併用しましょう。
歯石がついてザラザラしている場合、舌で何度も触ってしまい舌が痛むことがありますので、定期検診で歯医者さんでクリーニングを受けることも大切です。
入れ歯を入れている方は、入れ歯のケアもしっかりと行い、清潔に保つようにしましょう。
歯や被せ物の尖っている部分を丸める
歯ぎしりや食いしばりで歯や被せ物がすり減って、尖っている部分が出ることがあります。
その場合、舌を動かすたびに、尖っている部分に触れることで、慢性的な刺激により舌が痛むことがあります。
尖っている部分はないかを歯医者さんで見てもらい、必要に応じて磨いて丸めてもらいましょう。
また、むし歯で穴が開いて、歯が尖っている場合は、早めに治療を受けるようにしましょう。
日中の食いしばりに気をつける
お口の中がリラックスできていると、顎関節に力がかかっておらず、上と下の歯は2mmくらい離れた状態(安静空隙)ですし、頬や舌の筋肉も力が抜けている状態です。
しかし、上と下の歯を合わせるクセや噛み癖、食いしばり癖があると、舌にも力がかかり、歯の表面にグッと押し付けられた状態になります。
その状態だと、舌の先や横は血液の循環が悪くなり、ピリピリ痺れた症状が出ることがあります。
日中の噛み癖(TCH :歯列接触癖)には気を付けましょう。
睡眠時にマウスピースを付ける
寝ているときに歯ぎしりをしていると、長時間、強い力で舌が歯に押し付けられることで、舌が痛む原因になります。
歯ぎしりは、睡眠時の行動のため、意識して気をつけることができないため、歯ぎしりをしている方は、歯や顎関節、舌などに過度な力がかからないよう、マウスピースをつけて寝るようにしましょう。
鼻で呼吸をする
口で呼吸をしていると、お口の中が乾燥するため、舌の水分も少なくなります。
舌も乾燥することで、ヒリヒリ痛むような灼熱感を感じるようになります。
むし歯予防や歯周病予防のためにも、口呼吸ではなく、鼻呼吸を行い、お口の中を唾液で潤うようにしましょう。
鼻の疾患が原因で、鼻で呼吸がやりにくい場合は、耳鼻科を受診するようにしましょう。
他の科を受診する
自律神経の乱れや、うつなどの精神的な原因から舌に痛みを感じることがあります。
明らかにお口の中に原因がなく、そのような場合が疑われる場合は、精神科などの受診が必要となることもあります。
年齢を重ねるうちに舌がヒリヒリ痛むようになってきた方は、特に更年期の女性の方には多いのではないでしょうか。
見たところ舌には何もないので、症状が軽ければ放置されることもあると思いますが、痛みが強くなったり持続する場合もあります。
特に舌の痛みの場合、どの科に行けばいいか迷うこともあると思います。
舌の痛みはお口の中に原因があることもあるため、まずは歯科医院を受診するようにしましょう。
症状があるからには、必ず原因があるはずです、
症状が悪化しないうちに、早めに受診するようにしましょう。
気になることがあれば、ロコクリまでお気軽にお問合せくださいね。