神戸市営地下鉄学園都市駅直結、学園都市駅ビル3階にある歯医者さん、学園都市歯科ロコクリニックです。待ち時間の少ない、ほぼ無痛(痛くない)虫歯治療、しっかりとした説明、などに取り組んでいます。
最近何気なく外でお子さんを見ていると、口をポカンと開けた子供の多いこと!
開けた口から舌が見えている子供もいました。しかも子供だけじゃなく、大人も何名か‥‥
口ポカンと舌の位置って深い関係があるって知ってました?
歯並びにも影響するんです。ということで、今回は舌の位置についてお話します。
突然ですが、あなたの舌先の位置 今どこにありますか?
意識しない状態での舌の位置をお聞きしています。
上下の前歯の間?下の前歯の内側?下の前歯に乗っかってる?あるいは どこにも触れてない?
実は舌には正しい位置があるんです。
舌先は下の前部分に触れて、尚且つ舌全体が上顎にひっついた状態が正しい位置です。
舌の位置なんてどこでもいいじゃない、なんて思わないでください。
舌の力ってすごく強いんです。正しい位置に収まってないと色々問題を引き起こします。
例えば、いつも舌先が下の前歯の内側に触れていると、下の前歯が前に傾斜してきます。
いつも舌先が上下の前歯の間にある人は、前歯で物を噛み切ることがむずかしくなります。奥歯は噛んでいるのに前歯で噛めないという状態 = 開咬(かいこう)を引き起こします
特に、無意識のうちに口がポカンと開いている人は要注意です。
そういう人はほぼ全員、舌の位置が正常ではありません。
低位舌(ていいぜつ)といって、舌が本来あるべき位置より下がっている状態になっています。
低位舌は開咬に加えて
・口呼吸
・発音、滑舌が悪い
・食事中にくちゃくちゃ音がなる
・いびきをかく
・風邪をひきやすい
など、見た目や健康上の問題を引き起こします。
舌は舌の筋肉が衰えているために起こるので、しっかりと訓練してやれば正しい位置に戻すことができます。
そのためのトレーニング法を2種類ご紹介します。
1 舌回し
唇を閉じたまま、舌先で歯の外側と唇の内側の間を大きくなぞるように1周させます。あまり早くやるのではなく5秒くらいで1周させるくらいがちょうどいいと思います。
右回りと左回りをそれぞれ20回ずつを1セットとして、朝昼晩の1日3セットやってみましょう。
はじめはめちゃくちゃ疲れます。すぐ疲れる方は舌の筋肉が弱っている証拠です。
この舌回しは舌の筋肉を鍛えるだけでなく唾液の分泌を促すので、細菌を洗い流し口の中の粘膜や歯を保護してくれるという効果もあります。
2 あいうべ体操
これは、福岡のみらいクリニックの今井先生が考案したトレーニング法です。
これもやり方は簡単!
「あー」と口を大きく開け
「いー」と口を横に広げ
「うー」と唇を前に突き出し
「ベー」と舌を突き出して下に伸ばします
「あーいーうーべー」を1サイクルとして、それを1日30回やってみましょう。
これらのトレーニングを行えば舌ポジションが改善され、口呼吸が治り口の周りの筋肉に締まりが出るなど、健康や美容面でも効果があります。
これは何ヶ月やれば終了というものではなく、習慣として続けることが大切です。
口ポカンの心あたりのある方は是非やってみてください。