神戸市営地下鉄学園都市駅から直結、学園都市駅ビル3階にある歯医者さん、学園都市歯科ロコクリニックです。待ち時間の少ない、ほぼ無痛(痛くない)虫歯治療、しっかりとした説明、などに取り組んでいます。
普段、座っていることが多い方、立っている方が多い方、歩き回っている方が多い方、それぞれありますが、普段の行動が実はTCHに大きく影響します。このTCHとは、Tooth contacting habit(歯列接触癖)のことで、無意識に上下の歯を噛み合わせてしまっている状態のことをいいます。
本来、人間は骨盤に上半身が乗ることによって、頭(全体重の8〜13%の重さで50kgの人ならおおよそ5kg。ボーリング玉と同じくらいあります。)を負担なく支えることができています。
しかし、日常生活のなかで多くの行動は身体の軸よりも前で行われるため、前に重心が傾きやすい傾向にあるんです。VD T作業(パソコンやスマホなどの作業)ではこれが顕著になりやすいです。
本来、頭の位置が骨盤上にあるべきところが、それ以外の場所にずれることで負担がかかり、その結果、バランスを取ろうとして、他の筋肉を緊張させてしまいます。
首こり、肩こりはこの良い例ですね。
また、首からが前屈した場合、顎が押され、お口の中にできる必要な隙間な減り、その結果、TCHを起こしやすくなると考えられています。
姿勢の崩れは首こり、肩こりを起こし、前屈の結果、TCHを起こしている可能性があります。
当然、姿勢の悪い人に必ずしもTCHがあるわけではありませんが、また、姿勢の良い人でも他の因子によってTCHを起こすことも考えられます。
TCHは基本的には習癖行動ですが、姿勢によっては、本人が意図せずに起こしてしまうこともあるんです。
TCHを起こしてしまう要因のなかに、この姿勢の崩れが絡んでいるときには、姿勢を改善することでTCHが是正される場合もあります。
歯科医療のように、手元に集中する必要のある職業や、パソコンと日々向き合う職業の人は、いつも良い姿勢を心がけることが難しい場面もありますよね。
首、肩のストレッチなども取り入れることで、肩周囲の血流も上がり、筋肉の緊張もほぐれます。
ただ、正しい姿勢をとり続けることだけに執着するのではなく、姿勢が崩れても、頻繁に正しい姿勢をとる、あるいは筋肉の緊張をとる動作(ストレッチなど)を取り入れていくと良いと思います。
なぜかというと、常に正しい姿勢を意識することは良いことである反面、意識しすぎるあまり、筋肉を過度に緊張させることもあるからです。
TCH是正と同様に、姿勢に関しても筋肉をリラックスさせること(筋肉を固定させないこと)が改善の要因となるので、意識して良い姿勢を保つのではなく、筋肉を頻繁にリラックスはせる行動を取り入れた結果として、自然とよい姿勢が得られるものと考えましょう!
普段の何気ない行動が全てTCHにつながり、これが歯へ大きく影響してしまいます。
またVDT作業についてですが、「そんなこと言っても、仕事やプライベートでパソコンやスマホなどの使用制限は難しい!」と思いますよね。
ただ、厚生労働省のガイドラインによると、60分を1単位としてVDT作業中に1〜2分の小休止をとることと、10分前後ほ作業休止時間をとることを推奨しているらしいです。
小休止や作業休止時間をVDT作業中に定期的に取り入れることで、筋骨格系の症状が出現するリスクを軽減することは可能です。
もう1つは、VDT作業そのものではなく、そこから影響を受ける行動に対して注目することです。
緊張や集中などが咀嚼筋をフル活動させて、ストレスなどの心理社会的要因がTCHのような習癖行動を強化させる可能生があります。
それらも含めて軽減することができるので、これは実践するしかありません!!!
日々の積み重ねが、これからをつくっていくとよく言いますが、コツコツつみあげてあきましょう!!