神戸市営地下鉄学園都市駅から直結、学園都市駅ビル3階にある歯医者さん、学園都市歯科ロコクリニックです。待ち時間の少ない、ほぼ無痛(痛くない)虫歯治療、しっかりとした説明、などに取り組んでいます。
コロナウイルスの流行により、「健康の大切さをあらためて実感した」という方も多いのではないでしょうか。
さて、そんな「健康」ですがお口にももちろん病気はあります。
そのなかでも、おそらく皆さん一度は耳にしたことがあるのが『歯周病』ではないでしょうか。
「私は毎日歯をみがいてるから大丈夫」と、思っていたら実は歯周病になっていた!なんてこともあるくらいこの病気にかかっている方は意外にも多くいらっしゃいます。
さらに、「歯周病っていっても、別に痛くないしたいしたことないんでしょ?」と思っていたら、それは大きな間違いです!
放置してしまうと、歯を支える骨(歯槽骨)が溶け歯がボロボロになっていくというのはもちろん。恐ろしいことに、歯周病菌が体に巡ってしまうと
様々な病気を引き起こす要因になってしまいます。
今回はそんな歯周病が招く全身の病気についてお話したいと思います。
そもそも、歯周病とは細菌が引き起こすお口の病気。
さきほども書きましたように、自覚症状の無い方が多く沈黙の病と呼ばれます。進行すると歯ぐきが炎症をおこし、骨(歯そう骨)が溶けはじめ、最後には歯が抜けてしまう恐ろしい病気…。
これだけでも十分に恐ろしいのですが、歯周病の怖いところはこれだけではありません!
歯ぐきが炎症を起こすとそこから出血するようになります。
すると、そこからお口の中のさまざまな細菌が血管内に入り込み、そのまま血流にのって全身に!
これが「動脈硬化」「高血圧」「脳梗塞」といった、重大な病気の原因になるほか、「糖尿病」を悪化させる要因にもなるのです。
これだけの悪影響をおよぼす歯周病菌は当然妊娠中の方にとってもよくありません。
歯周病の方と、そうでない方の「低体重児出産・早産」のリスクは
およそ7倍もの差があるというデータがあります。これはアルコール摂取よりも高い割合。
それにも関わらず、妊娠中は女性ホルモンのバランスが変わることで歯周病菌が繁殖しやすいといわれています。大変な時期かと思いますが、お母さま、そしてお腹の中のお子さまのためにもお口の中の状態にはよく注意していただくのがおすすめです。
つまり、歯周病を治療・予防することはお口の中だけでなく、全身の健康を左右するとても重要なことというわけですね。
重症化を未然に防ぐためにもぜひ歯科医院に定期的にご来院いただき、ずっと健康に過ごす一歩!としていただければと思います。