神戸市営地下鉄学園都市駅から直結、学園都市駅ビル3階にある歯医者さん、学園都市歯科ロコクリニックです。待ち時間の少ない、ほぼ無痛(痛くない)虫歯治療、しっかりとした説明、などに取り組んでいます。
食事の際に、歯に食べ物が詰まると気になって仕方ないですよね。 今回は、その原因と解決法をお話していきます。
まず、歯に食べ物が詰まりやすくなる原因はなんでしょうか。
① 歯の隙間、段差がある
歯は毎日の噛み合わせによって少しずつ移動しています。その移動により、歯と歯の隙間が広くなると、食べ物が詰まりやすくなります。 特に、もともと歯並びやかみ合わせに異常がある場合には、歯と歯の間や段差が悪化することがあります。 また、虫歯治療で以前と噛み合わせが変わっていると、自然と噛み合わせやすい位置に歯が移動し、隙間が広がることがあります。 その他に舌癖と言って、舌に異常な癖があり、常に前歯に舌が触れている、上下の歯の間に舌を挟む癖があるような場合には、歯が少しずつ前に押し広げられていき、結果的に歯と歯の隙間が広がってきてしまいます。
② 歯が動揺している
一見見た目では隙間がないように見えても、歯がぐらついていると、食事で食べ物を噛みこんだときに歯と歯の隙間が広げられ食べ物が詰まることがあります。 動揺の原因はほとんどが歯周病によるものです。③歯周ポケットができている
歯と歯茎の間に食べ物が詰まりやすい原因の多くは、歯周ポケットができていることでしょう。 歯周ポケットとは歯と歯茎の病的な隙間のことで、4mm以上の隙間ができている場合を指します。(健康なポケットは1〜3mm) さらに歯周病により、歯茎に弾力が失われていると、その歯周ポケットがパカパカと開きやすい状態でポケット内に食べ物が押し込まれやすくなります。
ではもし、食べ物を詰まったままにしているとどうなるでしょうか。
・歯周病になる
歯周病とは、数多くの細菌(磨き残し)の塊=プラークから出た毒素等が原因で、歯肉に炎症が起きてしまっている状態のことです。 炎症が起きて化膿すれば、歯を支えている根っこ部分が緩みます。歯と歯の間に食べ物が詰まったまま放置すると、歯や歯肉が圧迫されて隙間がさらに大きくなり、次の食べ物が詰まってしまうのです。こうした悪い循環が続けば、歯周病は急速に進行します。 初期の歯周病には痛みがほとんどありません。気づかない内に歯を支える歯肉が衰え、歯が抜けやすくなってしまいます。
・むし歯になる
歯に詰まったままの食べ物は、むし歯菌にとってごちそうです。特に、歯と歯の間に食べ物が詰まってむし歯になった場合は要注意。外から見えず治療しづらい場所にあるむし歯は、重度化しやすいです。