神戸市営地下鉄学園都市駅から直結、学園都市駅ビル3階にある歯医者さん、学園都市歯科ロコクリニックです。待ち時間の少ない、ほぼ無痛(痛くない)虫歯治療、しっかりとした説明、などに取り組んでいます。
みなさんは、歯医者さんに行く理由としては、歯や歯茎に症状がある場合が多いと思います。
• 歯がしみる
• 歯が痛い
• 歯に穴が開いている
• 歯茎から血が出る
• 歯茎が腫れている
• 歯茎から膿が出ている
など、むし歯や歯周病に関する症状がほとんどだと思います。
あとは定期検診を希望だったり、矯正の相談などがあると思います。
しかし、歯や歯茎が痛いわけではないが、「舌の先端や横がヒリヒリ痛い、ピリピリ痺れた感じがする」という方はいませんか?
舌の痛みなので、どこの科を受診したらいいか悩まれている方もいると思います。
舌がヒリヒリする、ズキズキするような感じがある場合「舌痛症」と呼ばれる、舌の症状が出ている可能性があります。
今回は、中高年の女性に多いと言われる「舌痛症」について、お話しさせていただきます。
舌痛症とは、舌がピリピリと痛む、灼熱感を感じるなど症状があるにもかかわらず、痛みを引き起こす原因が特定できない状態の総称のことです。
すなわち、実際に舌の先や横がピリピリ痛いのに、舌に傷があったり、口内炎があったりと、見た目は問題ない状態のことをいいます。
実際に口内炎や傷、腫瘍なのが原因で舌が痛んでいる場合は、舌痛症とは言いません。
外見上問題がないため、自分でも舌痛症だと気がつかなかったり、他人にも理解されにくいことがあります。
舌痛症は人口の0.7%〜3%に発症すると言われており、特に更年期の女性に多く見られます。
閉経後の女性の約15%くらいは、舌に何かしらの症状を感じていると言われます。
舌痛症の症状は、舌の先や横、舌全体がピリピリ痛む、ヒリヒリと焼ける感じが出るのが特徴です。
痛みは大小ありますが、強い痛みが持続することもあり、生活にも影響する場合があります。
舌痛症の原因は、はっきりと明らかにはなっていません。
歯を食いしばる癖があり、舌を歯に強く押し付けることで、舌の先の血液循環が悪くなり、舌痛症になる可能性があります。
また、歯ぎしりや食いしばりで、ご自身の歯や被せ物の歯がすり減って尖っている部分があると、舌を動かした時尖っている部分に擦れることで舌が痛む可能性もあります。
また、磨き残しがあったり、舌自体に汚れが残っていると、カンジダ菌などのカビが繁殖し、舌に痛みが出ることも考えられます。
口呼吸の場合、単純に舌の表面が乾燥してヒリヒリ痛むこともあります。
その他にも、自律神経の失調やうつなど精神的な要因やホルモンバランスの変化などが発症に関与しているとも考えられています。