神戸市営地下鉄学園都市駅から直結、学園都市駅ビル3階にある歯医者さん、学園都市歯科ロコクリニックです。待ち時間の少ない、ほぼ無痛(痛くない)虫歯治療、しっかりとした説明、などに取り組んでいます。
今回は『 歯周病の怖さ 』についてのお話したいと思います。
歯周病は単に歯ぐきが腫れたり、出血するだけの病気ではありません。歯を支えている歯槽骨(しそうこつ)を少しずつ溶かし、やがては歯が抜けてしまうことも…。成人が歯を失う原因第1位は、実はむし歯ではなく歯周病です!
歯周病のこわさのひとつに知らない間に進行するということがあります。
比較的若いころはむし歯が多いのに対し、歯周病は歳を取るにつれて歯がグラグラしたり、抜けてしまったりと目立つ症状が出てくる病気。長い時間を掛けて悪化するため、気が付くのが高齢の方に多いだけで、30代でも歯周病が始まっている方は大勢います!
これを言い換えると「自覚症状が無いまま静かに進行している」ということ。歯周病で歯を失ってしまったお年寄りは、ある日突然歯周病になったのではなく、若いころから罹っていたことに気付かず放置してしまっていたのです。知らぬ間に進行し、気付いたときにはもう手遅れ。これまでも何度もお伝えしてきましたね。歯周病の一番の怖いところがここです。
また、実は歯周病は糖尿病の悪化や心臓病の原因となるほか、妊婦の場合は低体重児や早産の原因にもなります。近年研究が進むにつれ、これ以外にも歯周病菌が身体中に周って全身疾患を引き起こしている実態がどんどん明らかになっています。また、お年寄りの場合は死に至りかねない誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)の原因にも。「歯周病を治さない限り健康ににはなれない」そう言えるくらい、全身の健康と歯周病には密接な関係があります。歯周病菌は血液に乗って全身に巡るんです。
「歯ぐきからの出血や腫れがある = 歯周病の可能性大」と言えます。また自覚症状が無くても、歯ぐきの中で歯周病が進行し、歯周ポケットが深くなっていることも珍しくありません。重症化を未然に防ぐために、定期的な歯周病検査はとても大切。30歳を超えたらクリーニングも兼ねてぜひ歯科医院に定期的にご来院ください!
みなさんも、どんな病気かを知り、適切な治療を受けましょう。歯周病だけでなく、お口のことで何か気になることがあれば、ロコクリまでお気軽にお問合せくださいね!