お砂糖ってどうして歯に悪いの?

神戸市営地下鉄学園都市駅から直結、学園都市駅ビル3階にある歯医者さん、学園都市歯科ロコクリニックです。待ち時間の少ない、ほぼ無痛(痛くない)虫歯治療、しっかりとした説明などに取り組んでいます。
今回は、なぜ砂糖が歯に悪いのか?についてお話します!
皆さんは虫歯菌が砂糖をどのように栄養源としているかについてご存知ですか?
甘いもの、特に砂糖は貴重な調味料のひとつでありエネルギー源にもなり、それ自体は体に悪いものではありません。しかし取りすぎてしまうと、虫歯や歯周病を起こしやすくなったり、肥満をはじめ多くの生活習慣病のリスクを高めたりします。現在の世の中には甘いものが溢れているため、うっかりすると甘いものを取りすぎてしまいがちです。
虫歯は、歯垢の中の細菌が作り出す酸によって、歯が溶かされる病気。
チョコレートやキャラメルなど、砂糖を含む食べ物と虫歯には、とても深い関係があります。

『砂糖と虫歯』
甘いもの、砂糖を摂取するといわゆる虫歯菌が酸を産生します。この酸によって歯の表面が溶かされます。一方でこの酸は唾液によって中和され、溶かされた歯の表面の修復が起こります。しかし砂糖を取り続けると、虫歯菌は大量の酸を産生し続けて、唾液の修復機構が働かなくなります。歯は溶かされ続けて、その結果虫歯になるのです。
虫歯のリスクを減らすためには、食事と食事の間の間食を考える必要があります。飴などの口の中に長くとどまるものをとると、虫歯になりやすくなります。また、お砂糖の入った清涼飲料水、スポーツドリンク、缶コーヒーなどにも注意が必要です。口の中に糖分が残っている時間が問題と考えていただいて良いでしょう。食事の2時間前からは飲食を避けるとか、冷蔵庫の中にジュースなどを置かないというような工夫も良いかもしれません。
砂糖の取りすぎは虫歯だけでなく、歯肉炎や歯周病も引き起こします。一般的に、歯周病は成人になってからの病気ですが、最近ではその前兆である子供の歯肉炎が増えているという報告があります。これらは、まさに生活習慣がつくる病気であり、子供の頃からの食習慣から始まっているともいえます。このように、虫歯と砂糖には密接した関係があります。
『ダラダラ食いは歯の大敵』
歯垢のpH(酸性度)は、ふだんは中性ですが、砂糖を含むものを食べると、酸性に変わりますが、唾液などの働きで数十分後には、元のpHに戻ります。
砂糖を含む間食を食べないときは、1日に3回の食事のときだけ歯垢は酸性になり、それ以外のときは唾液の働きで歯が守られています。しかしながら、砂糖を含むものを1日に何度もダラダラ食べていると酸性になっている時間が長く、むし歯になりやすくなります。
特に寝る前に間食すると、寝ている間は唾液がほとんど出ないため歯垢は酸性のままです。
砂糖を摂取した後にしっかりと歯を磨く、歯科医院でのバイオフィルムなどの除去やフッ素塗布により虫歯の出来にくいお口を作りましょう!

おすすめ記事

  1. タバコで色素沈着した歯茎は、きれいになるの?②
  2. ホワイトニングしても効果が出ないときがある!?
  3. 歯のメンテナンス!!
  4. すぐ歯医者さんに行けないときどうする!?
  5. 3つの目でお子さんの歯を守りましょう!!①
  6. あいうべ体操
  7. 自分でできる!知覚過敏の対処法!
  8. PMTCってなに??

関連記事

  1. 歯科治療を中断するリスク①
  2. 歯周病にかかりやすい人、かかりにくい人の違いって??④
  3. 麻酔の効きやすさって人によって違う?!
  4. お母さんの「仕上げ磨き」のスキルアップで、お子さまの虫歯0を目指…
  5. 歯周病にかかりやすい人、かかりにくい人の違いって??⑤
  6. 予防歯科の意外なメリットとは!?
  7. 歯石ってなんでたまるの?!
  8. 歯の着色はなぜ起こる??
医療法人社団 咲生会
学園都市歯科ロコクリニック


〒651-2103
兵庫県神戸市西区学園西町1丁目13
学園都市駅前ビル303号
 
TEL:078-792-6400
> 個人情報保護方針
 

最近の記事

PAGE TOP