お年寄りのお口を守る新常識! ③

神戸市営地下鉄学園都市駅から直結、学園都市駅ビル3階にある歯医者さん、学園都市歯科ロコクリニックです。待ち時間の少ない、ほぼ無痛(痛くない)虫歯治療、しっかりとした説明、などに取り組んでいます。
お年寄りの歯の新常識があるってご存知でしたか?今回も引き続き、お年寄りにとって大切な、新たな歯のケアについてお話したいと思います。
それではここで、予防策としてはどのようなことをしたらいいのでしょうか?
まず、「むし歯」の予防です。
歯の根面は、うすいセメント質と象牙質からできています。セメント質はうすいためすぐに破壊されやすく、コラーゲンを多く含んでいる象牙質は、酸によって溶けやすく、そうしてむし歯が進行していってしまいます。
これを予防する方法としては、歯ブラシの際に、歯の修復(再石灰化)をうながすフッ素入り製品を利用しましょう。おススメは、高濃度フッ素配合歯磨き剤(1450ppm)と、フッ素洗口液の併用です。
その際、口の中に適切なフッ素濃度を長時間残すために、歯ブラシ後のすすぎは最低限の一回、すすぐ水の量もお猪口一杯程度にしましょう。また、フッ素洗口液はなるべく就寝前の歯みがき後に使用するのが良いでしょう。
次に 「歯周病」の予防です。
これはなんといっても、口の中のプラーク(細菌のかたまり)を除去することに尽きます。そのためには患者さん自身が毎日の歯ブラシをいかに上手に出来るかにかかっています。
特にお年寄りは、手に力が入りにくかったりもして、歯みがきが思ったより出来ていないことも多いものです。ですので、歯科クリニックで正しい歯ブラシ指導を受けることが大切です。
正しい歯ブラシを身につけたあとも、定期的メンテナンスにクリニックへ来院してチェックを受けることが大切になります。ぜひ歯医者さんと二人三脚で頑張りましょう。
最後に、「歯ぎしり」の予防です。
歯ぎしりを防ぐには、マウスピースを使うのがお勧めです。
マウスピースをすることにより、寝ているときの咬む力を吸収し、歯にダイレクトにかかる力を吸収します。歯医者さんへ行けばマウスピースも作ってくれますよ。
また、歯ぎしりの発生は、眠りの質とも大いに関係します。深く眠っている時には歯ぎしりの頻度が少なく、浅い眠りを繰り返すときほど頻繁に行こります。ぐっすり眠ることは、歯ぎしりを防止することに直結します。
『8020運動』のおかげで、いまはお年寄りでもたくさんの歯が残っています。6歳臼歯と呼ばれる奥から2番目の歯はご自身の年齢から6を引いた年数だけがんばっているのです。80歳の方なら74年間も頑張ってお口のなかで働いてきたと言えるでしょう。本当に有難いことですね。
そうした大切な歯にトラブルが起きないよう、しっかりと予防策を進めておくことが重要です。そのためにも、いつでも気軽に相談できる『かかりつけ歯科医』を持ち、定期的にメンテナンスやチェックを受けることがとても大事になってきます。
お年寄りになっても自分の歯でしっかりものを噛んで、美味しく健康な食生活を送れるよう、頑張っていきましょう。

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