神戸市営地下鉄学園都市駅から直結、学園都市駅ビル3階にある歯医者さん、学園都市歯科ロコクリニックです。待ち時間の少ない、ほぼ無痛(痛くない)虫歯治療、しっかりとした説明、などに取り組んでいます。
今回は、女性であればほとんどの人が意識しているであろう「フェイスライン」についてお話したいと思います。
一般的に、「小顔」「引き締め」などという言葉を聞くと、皆さん、エステやマッサージなどを思い浮かべる方がほとんどなのではないでしょうか?
もちろん、エステやマッサージも小顔効果はあるかと思いますが、実は、フェイスラインは「歯」と密着な関係があるんです。
フェイスラインは、お顔の筋肉の使われ方で大きく形が変わります。
また、お顔の筋肉(特にお口回り)は、噛み合わせや歯ぎしり・食いしばりの習慣などによっても変わってきます。
つまり、噛み合わせと噛む力を適切にコントロールしてあげることで、本来のキレイなフェイスラインに戻ることもできるんです。
私たちは日々、さまざまな患者さまのお口の中の状況を確認させていただいておりますが、実は、比較的エラの張っている患者さんに多いお口の中の特徴というものがあるんです。
・歯のすり減りやヒビ割れが多い
エラ張りの原因としてとても多いのが、「咬筋」が発達しすぎているというケースです。
咬筋とは耳の内側から顎にかけてある比較的大きな筋肉で、食べ物を食べるときなどに使われる咀嚼筋の一つ。ちょうどエラのあたりを手で触りながら歯をかみしめてみると、咬筋が硬くなるのが分かるかと思います。
咬筋が発達しているということは、噛む力が強いということ。当然、歯にも大きな力が持続的に加わっていることになります。
特に、食いしばりや歯ぎしりのクセがある方は、場合によっては100キロ以上の力が継続的に加わっていることもありますので、歯がすり減っていたり、ヒビが入っていたりするケースが多くあります。
そのまま放置していると、歯がその力に耐えきれずに割れてしまったり、欠けて知覚過敏の症状を引き起こしてしまうケースもあります。
・歯周病になりやすい(歯茎が腫れ気味)
フェイスラインがぽっちゃり見えてしまう原因として、「顔のむくみ」も挙げられます。
耳の下あたりには大きなリンパ節があり、このリンパの流れがお顔まわりの老廃物や水分を流すのに大切な働きをしているのですが、このリンパの流れが悪くなると、新陳代謝も悪くなり、お顔周辺に「むくみ」として現れるようになってしまいます。
そして、お顔周りの新陳代謝が悪いということは、当然、歯茎にも影響があります。 歯茎の血行が悪くなり、免疫力が低下すると、歯周病になりやすくなってしまうのです。
歯周病は、初期症状のうちは自覚症状がほとんどありません。
「最近、いつも顔がむくみ気味・・・」という方は、代謝が低下していて比較的歯周病になりやすい傾向がありますので、念入りにお手入れするようにしましょう。
また、マッサージなどでコリをほぐし、代謝を良くしてあげることも大切です。