神戸市営地下鉄学園都市駅から直結、学園都市駅ビル3階にある歯医者さん、学園都市歯科ロコクリニックです。待ち時間の少ない、ほぼ無痛(痛くない)虫歯治療、しっかりとした説明、などに取り組んでいます。
「冷たいものや温かいものなどを食べた時に、歯がしみるように痛む」このような経験をしたことがある方も多いのではないでしょうか?
虫歯があるわけでのないのに歯がしみるように痛むのは、知覚過敏を起こしている可能性があります。
知覚過敏と言えば中高年がかかる歯の疾患のようなイメージを持つかもしれませんが、実は最近、若い方の中でも知覚過敏になってしまう方がとても増えています。
「毎日欠かさずに念入りに歯みがきしているのに、知覚過敏なんて…」という方、もしかしたらその歯みがきの仕方に原因があるのかもしれません。
今回は、知覚過敏になってしまう主な原因と対策についてお話していきたいと思います。
原因1、毎日の歯磨きによるもの
歯みがきのやり過ぎで歯が悪くなるの!?と驚かれる方もいらっしゃるかもしれません。 しかし、不適切なブラッシングによって知覚過敏になってしまっている方は意外と多くいらっしゃいます。
フラッシングが知覚過敏を引き起こしてしまうのは、主にブラッシング時の力の圧と研磨剤入りの歯磨き粉によるもの。 ゴシゴシと力を入れて磨いたほうが、歯を磨いた感じがしてスッキリするかもしれませんが、実はそれが歯を痛めている結果にもなっているのです。
歯みがきをするときは、力を入れて大きくゴシゴシと磨くのではなく、 優しい力で小刻みに歯ブラシを動かす方が汚れが良く落ちます。
また、研磨剤入りの歯磨き粉は、歯の着色汚れを落とすなどの効果は高いですが、歯や歯茎に刺激を与えてしまいます。 頻繁に歯磨きをする習慣のある方は、研磨剤なしの歯磨き粉を使用されるとよいでしょう。
研磨剤なしの歯磨き粉は、知覚過敏用として市販されているものもありますが、歯磨き粉選びに不安がある方は歯科医師に相談されてみるとよいでしょう。
原因2、酸性の強い食品の摂取で歯のエナメル質が溶かされてしまったため
最近は、特に若い女性で健康に気を遣う方が多く、お酢やフルーツ、野菜ジュース、クエン酸やビタミンCといった食品を意識的に取る方が増えているようです。
これらの食品は身体には良いものですが、歯の表面を覆うエナメル質は酸に弱いという性質を持っているため、酸性の食べ物や飲み物を過度に取りすぎるとエナメル質が溶けて薄くなり、知覚過敏になりやすい状態を作ってしまいます。
とはいえ、健康のために摂取した方が良いのも事実。 そこで、これらの食品を摂取するときは下記のことに気を付けるとよいでしょう。
・飲食した後、すぐ水でうがいをするようにしましょう。
それにより、お口の中の酸性度が低くなりエナメル質が溶けるのを防ぐことができます。
・酸性度の高いものを飲食した後は、すぐ歯磨きをしないようにしましょう。
酸で歯が柔らかくなっている時に歯磨きをしてしまうと歯の表面が傷つきやすくなります。
30分ぐらい開けてから歯みがきをするとよいでしょう。
・フッ素配合の歯磨き粉を使用しましょう。
フッ素には歯質を強くし、再石灰化を促進する働きがあります。
また、歯科医院でのフッ素塗布はより高濃度のフッ素を塗布しますのでより歯質強化が期待できます。