神戸市営地下鉄学園都市駅から直結、学園都市駅ビル3階にある歯医者さん、学園都市歯科ロコクリニックです。待ち時間の少ない、ほぼ無痛(痛くない)虫歯治療、しっかりとした説明、などに取り組んでいます。
歯並びや歯の色は、その人の顔の印象を決めるのに、大きく関わっています。
特に上の前歯の並びや色は、目立ちやすいため、特に重要です。
むし歯で黒くなっていたり、歯の周りの歯茎が腫れていたりすると、マイナスの印象になることもあります。
そして、上の前歯の間が少しだけ隙間が開いている、いわゆる「すきっ歯」という方もいらっしゃると思います。
すきっ歯はぱっと見で、他人からもわかりやすいため、気にされている方もいると思います。
今回は、大人の方の前歯の隙間(すきっ歯)の原因と治療法についてお話しさせていただきます。
前歯に隙間(すきっ歯)ができる原因とはなんでしょうか?
前歯が乳歯から永久歯に生え変わる時に、隙間が開いてすきっ歯のお子さんは多いと思います。
小さな乳歯のまま6歳くらいまで成長し、顎の骨だけが大きくなることで、歯と骨のバランスが合っていなかったり、前歯が少し斜めに生えることで隙間が生じます。
しかし、徐々に後ろの歯が永久歯に生え変わることで、前歯の隙間は押されて閉じてくることがほとんどですが、様々な要因により、成長が終わってからも前歯の間に隙間が残ることがあります。
また、以前は隙間がなかったのに、年々すきっ歯になることもあります。
すきっ歯になる原因には色々あります。
どれか当てはまるものはないか、思い返してみましょう。
顎の骨の大きさと歯の大きさのバランスが悪い
歯の並びは、まずは顎の骨の大きさと歯の大きさのバランスで決まります。
顎の骨が歯の大きさに大きすぎたり、逆に歯の大きさが小さかったりすると、バランスが合わず隙間が残ってしまいます。
全体的に隙間が残る場合もありますが、前歯にだけ隙間が残るとすきっ歯になる原因となります。
出っ歯になっている
奥歯の歯並びは問題がなくても、前歯が出っ歯になっていることで、歯が前に押し出されて、歯と歯の間に隙間があることがあります。
歯の本数が少ない
本来、永久歯は中切歯、側切歯、犬歯、第1小臼歯、第2小臼歯、第1大臼歯、第2大臼歯の計7本が上下左右それぞれにあります。
しかし、先天性欠如といって側切歯(2番目)や第2小臼歯(5番目)の歯が生まれつき生えてこない場合があります。
その場合、歯の本数が少ないことで、歯が並ぶはずのスペースが余り、歯と歯の間に隙間が残り、すきっ歯になることがあります。
舌が大きい
舌が大きいと、舌が収まるスペースが窮屈で、歯を裏側から舌で押す力が自然とかかることがあります。
歯に裏側から力がかかり続けることで、歯が少しずつ前に移動して、歯と歯の間が開いてくることがあります。
成長期に指や爪を噛んでいたり、舌で歯を押す癖があった
成長期に指や爪を噛む癖があったり、舌で歯を押す癖があった場合、前歯が前に押し出される力がかかることで、前歯が前に出た状態の歯並びになることがあります。
前歯の位置が前にあったり、前に傾くことで、前歯の間に隙間が残り、すきっ歯になることがあります。
歯周病が進んでいる
歯周病により、歯の周りの歯茎や骨に炎症があると、歯がグラグラして移動しやすくなります。
これを病的移動といい、前歯では特に、前に押し出されるようになります。
歯が前に出ることで、昔と比べて、前歯の隙間が開いて、すきっ歯になることがあります。