歯に詰める金属って安全ですか?

神戸市営地下鉄学園都市駅から直結、学園都市駅ビル3階にある歯医者さん、学園都市歯科ロコクリニックです。待ち時間の少ない、ほぼ無痛(痛くない)虫歯治療、しっかりとした説明、などに取り組んでいます。
虫歯の治療をしたことのある大半の方の口の中に普通に入っている金属の詰め物。
私たち歯科医院のスタッフも見ない日はないほどのありふれた治療です。
しかし‥‥ 歯の治療に用いられる材料は必ずしも体に無害なわけではありません。
「国が決めた材料で口の中に入れてるんだから、安全でしょ」と思われている方は要注意です。
現在日本の保険治療において、奥歯の詰め物やかぶせものには保険適応の金属材料が使われています。
いわゆる「銀歯」ですが、これらには12%金銀パラジウム合金が使用されています。
何が含まれているかというと、
・金が12%
・パラジウムが20%
・そして銀が50%くらい
・銅やその他亜鉛などの金属を少量含みますがこの比率はメーカーにより異なります。
これは日本の保険制度上の合金で日本にしかないものです。
これが「口の中をみて金属が入っていたら日本人」といわれる所以です。
なぜなら、歯の治療に金属を使うのは先進国で日本だけだからです。うそ〜? と思われる方がほとんどでしょう。
でもホントです。
欧米などの先進国では金銀パラジウムが体に悪影響を及ぼすため使用を禁止しています。驚きの事実ですよね。
保険適応の歯科材料で用いられる金属は口の中の過酷な環境に長期間耐えれないものが多く、腐食して溶け出していきます。
中でもパラジウムは金属アレルギー検査でほぼ半数の人に陽性反応が出ると言われており、いま症状がなくても、5年以上経過すると金属アレルギーの症状が出る可能性が徐々に上がってくることもわかっています。
なぜアレルギーが起きるかというと、金属そのものが原因となるわけではなく、金属から溶け出した金属イオンが体内のたんぱく質と結合した結果、新たなたんぱく質ができます。体がそれを「異物」とみなすことによって、アレルギー反応が生じるわけです。
しかもその異物は口の中だけに留まらず、血流に乗って全身をめぐります。なので、口から離れた部分(手、足、体幹など)に症状が出るのです。
金属アレルギーの症状は
1 掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)手のひら、足のうらに生じる膿を持った小水疱
2 全身の様々な部位の皮膚にアトピー性皮膚炎のような症状
3 口内炎、舌炎、口角炎、唇が腫れる口唇炎などの口腔内症状
4 慢性蕁麻疹
5 原因不明の症状(肩こり、頭痛、腰痛、めまいなど)
といったものが挙げられます。
口内炎がよくできたり、皮膚科に行っても治らない肌荒れやかゆみなどのある方は、お口の中の金属が原因ということが多いのです。
口の中の金属を全て除去したら、嘘のように症状がなくなったということもよくあります。
「保険適応の材料なのに体に悪いなんて‥」と思われるかも知れませんが、現状では決して体にいいものとは言えないのです。
上記の症状でお悩みの方は、メタルフリー治療を行うのも選択肢の一つだと思います。

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